やわらぎは世界で一番美味しいと思って今日まで生きてきた

 

僕はやわらぎと一緒に成長したと言っても過言ではないくらい、ずっとやわらぎを食べてきた。やわらぎは間違いなく世界で最高のご飯のお供である。見よ、この完璧なフォルムを。

高級感あふれるガラスの瓶。柔らかく、それでいて噛みごたえのありそうなメンマ。そこにアクセントを加えるピリ辛の唐辛子、そしてメンマを優しく包む黄金色の辣油。これぞ、まさにご飯のお供の完成形である。やわらぎの右に出るものは何一つとしてない。そう思って今日まで生きてきた。

しかし驚いたことに、この世にはやわらぎのおいしさが分からない人がいるらしい。この前友達の家に遊びに行った際、何かふりかけ以外にオススメのご飯のお供はないかと聞かれ、僕は全力でやわらぎお勧めした。

「まさかお前、やわらぎを食べたことがないのか。あの神が作りし世界最高のご飯のお供、やわらぎを1度も食べたことがないのか。」

使い古された「〇〇をしてないと人生の半分損してる」という言葉があるが、半分どころじゃ済まない。やわらぎのおいしさを知らない人間は人生の90%損してるといってもいい。僕は本気でキレた。やわらぎを食べずして白米を食うなと。お前はそれでも日本人かと。彼はいつものりたまをかけて白米を食べているそうだが、のりたまが許されるのはせいぜい幼稚園までだ。今すぐやわらぎに乗り換えろ。さもなければお前ののりたまを洗濯機にぶち込んでやると、危機迫る勢いで友達に迫った。

半ば強制的にやわらぎを買い、僕らは家に帰り、炊き立ての白米と一緒にやわらぎをかき込んだ。柔らかいメンマしっかりと噛みごたえがあるメンマ、ピリ辛の唐辛子、そして黄金色の辣油。これら全てがご飯と合わさったとき、幸せの意味を知る。この幸せを友人も噛みしめているに違いないと隣を向くと、なぜか不満足そうな顔をしているではないか。どうした、やわらぎのおいしさに今更気づいたかと問いかけてみると「いやこれそんなに言うほどおいしいか?」と騙されたような顔をして見つめてきた。

「いやお前何を言ってるんだ。やわらぎ以上においしいものなんてこの世にないだろ。」

僕は友人の顔をまじまじと見つめた。もう1口やわらぎを食べる友人。しかしその表情は晴れない。「すまん俺にはやわらぎのよさが分からん」と、箸を置いた彼を見て僕は 涙がこぼれそうになった。 うそだろ。こいつにはやわらぎの良さがわからんのか。やわらぎは世界で1番おいしいに決まってるだろ。なぜ良さが分からないんだ。こいつの舌は飾りか?いったい今まで何食って生きてきたんだ。

テーブルにぽつんと置かれたやわらぎの瓶を見て、僕はとても悲しくなった。

やわらぎはそれでも僕にとっては世界一のご飯のお供だ。そのまま白米に乗っけてもおいしいが、韓国海苔と一緒に食べるとさらにおいしい。無限にご飯を食べることができる。筋トレの増量期も、僕はやわらぎでご飯を大量に食べることによって体を大きくしてきた。やわらぎよ、本当にありがとう。僕はこれからも君と一緒に白米をかき込んでいくことだろう。

そしてもし、このブログを読んでいる人の中にやわらぎを今まで1度も食べたことがない人がいたら、どうか騙されたと思って一度やわらぎを食べてみてほしい。やわらぎの良さはやわらぎを食べた人間にしか分からない。この感動体験を日本中、いや世界中に広めていく使命が僕にはある。やわらぎへの愛をこんなに長ったらしく語ったのは僕が世界初かもしれないが、それくらい僕のやわらぎへの愛は深いのだ。

最後にこのやわらぎを作ってくれた桃屋の皆さん、本当にありがとう。僕はやわらぎのおかげで大きくなりました。ひとえに皆さんのおかげです。今後ともやわらぎを美味しく作り続け、全国の食卓を笑顔にしてください。

それではみなさん、やわらぎと共に素敵な1日を。

 

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