胸肉を鍋と水だけで柔らかくする裏技を伝授しよう

 

 

1. 生活に欠かせない胸肉

筋トレをしている人間にとって、胸肉との付き合い方は非常に大切なものだ。

タンパク質を豊富に含む胸肉だが、代わりに脂質が少なく、パサパサして食べにくい。

いかに美味しく食べ続けることができるか。トレーニーたちは日々眠れぬ夜を過ごしている。

 

一方で筋トレをしてない人にとっても胸肉は生活に欠かせないものだ。

 

何より安い。

 

都内のスーパーでは豚肉や牛肉は100グラム100円を軽く超えてくる。

しかし胸肉は100グラムで50円で買えたり、場所によっては40円以下でも買えたりする。

同じ鶏肉でもモモ肉は100グラム100円近くするので、胸肉の安さは別格だ。

 

さて、そんな生活に欠かせない胸肉だが、鍋と水さえあれば柔らかくすることができる。

 

 

2. 鍋と水だけで胸肉を柔らかくする方法

調理方法はびっくりするほど簡単。

 

  1. 鍋に水を入れ沸騰させる

  2. 沸騰したら火を止め胸肉を入れる

  3. 20分ほど放置して完成

 

 

以上だ。

 

は?と思ったかもしれない。しかし本当にこれだけで胸肉が劇的に柔らかくなる。

 

 

3. 柔らかくなる原理

結果として柔らかくなるので原理は要らないかと思ったが、気になったので調べてみた。

 

食肉に含まれるタンパク質のうち、「ミオシン」「アクチン」の二種類が多くの割合を占め、いずれも熱で変性する。
人間は食べたときミオシンは変性しているが、アクチンは変性していない状態を「おいしい」と感じることが多いらしい。

ミオシンは50℃、アクチンは65.5℃で変性しはじめる。

 

以上を踏まえると、50℃以上65℃以下の温度をキープして加熱すればお肉は美味しく仕上がるのだ。

 

これを実現するために低温調理器なるものが大人気だが、ちょいと高い。

2万円をはるかに超えてしまう。

 

 

先ほど紹介した調理法では、沸騰してから火を止めることで、水の温度はどんどん下がっていく。

これによりお肉が沸騰した水よりは低温な状態で加熱されることでじんわり熱が伝わり、擬似低温調理が実現されるのだ。

 

4. いろんな食べ方ができる

茹で上がった胸肉は何も味がついていないので、お好みでいろんな姿に変えられる。

筋トレ好きにとって嬉しいのは、油を使って焼いたりしてないので脂質が抑えられている。

僕はシンプルにクレイジーソルトをかけたりして食べているが、柔らかいのでめっちゃ美味い。

 

 

ちょっとオシャレに決めたい人は、サイコロの形に胸肉をカットして、マヨネーズとワサビをあえて見るとコクと辛みが楽しめる一品ができあがる。

 

 

とにかく柔らかければどんどん食べられるので料理の幅が広がる。

 

鍋と水さえあれば誰でも胸肉を柔らかくできるのでぜひ試してほしい。

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