就活生がIR資料解説してみたシリーズ第3弾。
今回は「三菱商事」です。
言わずと知れた五大商社の一つです。
以下の資料を元にググっていきます。
まず印象に残ったのは三菱商事の利益にしめる資源の割合の高さです。
これは前回紹介した伊藤忠とはかなり差があります。
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伊藤忠は非資源率が8割近いですが、三菱商事は5割を切っています。
商社が資源から非資源に切り替えようとしている大きな理由の一つが、資源価格の不安定さです。
過去の事例でいうと、鉄鉱石の値段が2年で3分の1になったりしています。
原油も中東との関係などで激しく変動します。つまり安定してないんですよね。
事業の大部分を資源という不安定な分野に頼ってしまうと、いざ価格が暴落した際に、大きな損失を被ってしまいます。その観点から言うと、三菱商事は伊藤忠に比べて遅れをとっていると言えます。
もちろん何もしていない訳ではありません。
伊藤忠はファミリーマートを子会社に持っていますが、三菱商事はローソンを子会社に持っています。
石油や鉄鉱石など巨大な資源を扱う仕事から、コンビニの小売まで。
幅広い「商売」を手がける三菱商事。
今後の非資源事業に着目してニュースを追うと面白いかもしれません。
YouTubeでも解説しているのでぜひみてください!