【就活生がIR資料解説してみた】シリーズ第二弾
YouTubeですでに解説しましたが、ブログの方でも解説します!
今回IR資料を分析するのは「伊藤忠」
キャリタスの20卒の人気企業ランキング第一位の企業です!
言わずと知れた5大商社の一つです。
「伊藤忠 IR」でググって決算資料を開きます。
表紙にある「ひとりの商人、無数の使命」は
伊藤忠のコーポレートメッセージです。
伊藤忠商事株式会社の「コーポレートメッセージ 『ひとりの商人、無数の使命』」についてご紹介いたします。伊藤忠商事は繊維、…
現社長の岡藤さんのこのコラムは泣けるのでぜひ読んでください。
さて、そんな伊藤忠ですが
2019年度第一四半期のセグメント別の純利益はこんな感じ。
特筆すべきは左下にわざわざ「非資源比率」と書いてること。
商社は今、大きな転換点を迎えており、従来の石油や鉄鉱石などの流通の仲介は、資源が枯渇したり、採掘地の政治状況や為替の影響を受けやすく不安定なため、その他の領域で稼ぐことが求められています。
総合商社はいま、大きな転換期を迎えています。それは 「資源から非資源へ」というビジネスモデルの大きな転換 です。 …
伊藤忠はその転換にうまく対応し、他の商社に勝ち、5大商社ランキングでトップを保っています。
もう一つ気になったニュースでいうと、2019年の1Qに海外事業の売却で160億円利益を出していたということです。
ググってみると、どうやら全株式を保有していたアメリカとカナダの木材メーカーを、大建建設に売却したとのことです。
建材大手の大建工業は25日、米国とカナダの木材メーカーを4月下旬に買収すると発表した。金額はあわせて約130億円。日本で…
株の51%を大建建設に売り渡し、残りの49%を伊藤忠が保有することになります。
株を50%超持っていると、その会社の大部分を自分で決めることができるが、33.4%超でも合併や会社分割の決定を阻止することができます。
伊藤忠的には、海外でうまくいかないかも知れないリスクを減らすため大建建設に経営権の大部分を渡しておきながら、こちらでもしっかり意見できるだけの権利を残し、海外での展開を考えているということではないでしょうか。
と、ざあっと伊藤忠のIR資料を解説してみました。当然全てをカバーできている訳ではないので、自分でぜひ調べてみてください。
ちなみにファミマは伊藤忠の子会社です。
次の記事ではファミマに関する記事を書こうと思います。
Twitterでお話ししてるように僕自身が就活をするということもあり、この記事を皮切りに自分なりにIR資料を読み解いて企業分析をしようと思う。記念すべき第一回は、前回の記事で取り上げたメルペイを始めたメルカリ。[si[…]