ちまたで話題のドラクエの映画を見てきました。
僕は原作を1秒もプレイしたことがないのですが、とりあえず感想を書いていきます。
ネタバレ含むので気になる方はご注意を。
主人公の人生が壮絶
主人公、名前なんでしたっけ。そうだ。リュカでした。イケメンだし声も良いし、エンディングロールで佐藤健ってありましたね。生き生きしていてよかった。リュカを産んですぐ連れ去られたお母さん。悪い奴とのバトルで死んだお父さん。いきなり両親を亡くすなんて壮絶な人生です。
女の子が可愛い
とにかく女の子が可愛かったです。主人公と幼馴染のビアンカも可愛いし、ブオーンとかいうデカい敵を倒したら結婚できるフローラもめっちゃ可愛い。技術ってここまで進化したんですね。これはすごいわ。
でも婚約破棄しちゃう
嘘やろ。
結婚してくれってフローラに頼んで、その次の日に破棄すんの!?は!?クソ男すぎるだろ。で、なんで街の人祝福してるやん。んなバカな。お前らの街の王女様をフったんやぞ。なんで祝福できんだよ。
アクションがすごい
めっちゃかっこよかった。これも技術の進歩ですね。魔法とか、魔物とか、リアルでよかったです。迫力あって、大興奮。
敵がキモい
ゲバ?でしたっけ。あのボス。技術進歩しすぎて顔がキモすぎました。
ラスボス戦が熱い
最後にゲマを倒して、ミルドラースの降臨を阻止するわけですが、やっぱりラスボス戦は熱いですね。序盤に出てきたキャラが出てきたり、かっこいい。
ゲマの相棒みたいな、馬と牛の敵キャラも出てきて、こいつらマジで厄介なやつで、散々リュカを苦しめてきたわけなんですけど
え!?!?!
一撃!?!?
そんなすぐ倒せちゃうの
まあ尺の事情なんでしょうね。
ちなみにリュカも8年石にされてたんですけど、8年も石だったわりにはさらっと杖当てただけで復活してました。あと息子強すぎ。
とっても良い映画です。僕は原作をプレイしたことがないのでキャラクターについて何も知りませんが、非常に綺麗な3Dで、ディズニー映画にも引けを取りません。アクションも楽しめました。あの「テーンテンテンテンテンテンテーン!」のドラクエの音楽が流れてきたときは胸が高まりました。
さあいよいとラスボス、ミルドラース戦です。
劇中でもなんどもミルドラースという単語が出てきました。
さあ、一体どんなラスボスなのか。ドキドキ。
ドキドキ...
ドキドキ...
え!?
はああ?!
んなのありかよお!
あんなに映画館全体がざわついたのは初でした。みんな明らかに動揺してました。
だって、ラスボスが来たかと思ったら
「この世界はプログラムされたゲームの世界だ。お前はバーチャルの世界に入り込んでいるだけだ。みろ。お前が結婚した女も、仲間たちも、実在しないんだ。目を覚まして現実世界で社畜してろ。」
って言いだすんですよ!?!?え!?!?
(※要約するとね)
僕原作プレイしたことないですけど、そりゃないですよ。
まずオチとしてつまらなくないですか。今までの全部VRの世界でしたって。だとして、も、クライマックスではキャラに感情移入してるわけですから、それをいきなり
「目を覚ませよ。そいつら実在しないんだから。大人になれよ。」
なんて言われたらそりゃおこですよ。激おこ。
主人公が現実世界からVRの世界に入り込むときのシーンもあったんですが
「今回はビアンカ嫁にするぞー」とか「だるいから簡単にクリアできる設定にしよー」とか、冷めることばっか言ってるんですよ。おい。真剣にプレイしろよって。
で急にスライムが「私はヴァーチャル世界に侵入したウイルスだ!君を守る!」とか言い出してラスボス?を倒して、なんかハッピーエンドみたいになるんですが、なんなんだこれは。
ちなみに一緒に見に言った友達は青春をドラクエに捧げてて、上映前は期待に胸を膨らませていたんですが
上映後はこんな感じでした。
彼はこう言ってました。
「1500円払って見るならスマホ版のゲームやったほうがいい」
というわけで少しでもドラクエに興味を持った方はぜひスマホ版のゲームやってみてください。
僕は素直に3Dに感動しましたし、純粋にストーリーも楽しめました。
ただあまりにオチが理解不能で鳥肌が立つくらい気まずくなりましたが、ウケる人にはウケるかもです。
僕自身ものを書いていて、たくさんの人にウケるものを生み出す大切さも少しは理解しているので、創作って難しいなあと思います。
ただ、捉え方によっては、人の夢を傷つけてしまう、そんな表現はしないようにしようと、今回の件で思いました。
というわけで、興味を持った方は試しに行ってみてはいかがでしょうか。
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