僕はめちゃめちゃ本番に強い。
自分で言うのもなんだが、本番で結果を出すことについては誰よりも自信がある。
本番に強かったエピソードを並べていくと
・野球をやっていたとき、練習試合の打率は2割を切っていたが、公式戦の打率は4割、得点圏打率に関しては6割だった
・水泳をやっていたとき、毎回公式戦でベストを更新し続けていた。練習では勝てなかった相手に本番では大幅なベスト更新で勝ち続けた
・500人の前でスピーチをした際に、台本にないアドリブを交えて冗談を挟みながら成功を納めた
・TOEICを初めて受けた際、勉強では過去問をまともに解き切ったことがなかったが、爆裂に集中して800点突破
・就活してたとき、英語面接1時間があり、留学経験ゼロ、純ジャパニーズながらなんとかしのぎ、面接突破
などなど。本番強いエピソードをあげるとキリがない。
今日はそんな僕が本番に強くなるために実践してきたコツを、みなさんに紹介しようと思う。
1. 主人公化
野球をやっていた頃、公式戦でチャンスで毎回打席に立つ度に、僕は決まってある言葉を口にしていた。
それは
「俺が試合を決めてやる」
である。
念の為いっておくが、これは地方公立中学校のしがない野球部の部長だった僕の話である。はたから見たらイタい。イタ過ぎる。
しかし、それでいいのだ。
僕はいつだって主人公だ。そんなの当たり前だろう。
逆にいつも自分が主人公じゃないと思って生きてる人って生きてて楽しいのかなって感じだ。
スケールがでかかろうと小さかろうと、その緊張感を楽しみ、漫画の主人公になったかのようにカッコつけてみる。緊張が程よく解けるとともに、何だか打てる気がしてくる。
水泳をやっていたときも
「俺は北島康介だ。世界が俺を見ている。」
と言い聞かせ、自分を主人公にした。
無論、会場はしがない市民プール、参加者20数名の大会だ。
だけど、僕は、いつだって主人公だ。緊張を楽しもう。
自分を主人公だと思い、本番に挑んでみよう。
いや、思うも何も、当たり前に君は君の人生の主人公だろう。そんなの疑うまでもない。
自己肯定感が低くて良いことなんてなーんにもない。自信満々にいくんだ。
2. ルーティーン化
僕はTOEICなど大切なテストのときは、必ず同じルーティーンを実施している。
それは
モンスターとサラダチキンと菓子パンを買い
↓
試験1時間前にサラダチキンと菓子パンを食べ
↓
モンスターを3分の2流し込む
↓
すると眠気が襲ってくるのでそこで眠り
↓
試験15分前に起きて
↓
トイレに行き用を足して顔を洗う
↓
着席し残りのモンスターを飲み
↓
試験開始直前にもう一度トイレに行く
というルーティーンだ。これを行うと
食後の眠気が吹っ飛ぶ&カフェインがガンガン聞いて頭が冴える&トイレが超近い僕でも試験時間中尿意を気にせず戦える
という効果が得られる。
ここで大切なのは、モンスターやサラダチキン、菓子パンが重要なのではなく、決まったルーティーンをこなすことで安心感が生まれる、ということだ。
いつも決まったことをすることで、落ち着いて本番に挑める。
結果、集中力が持たずまともに練習問題をいっぺんに解いたことのない僕が本番で200%の力を発揮し、初回835点、2回目に880点をとることができた。
もう一つ、音楽も重要だ。
僕はウルフオブウォールストリートという映画が大好きで、何回も見ている。
この映画の予告編がこれなのだが、
ここで流れているKanye WestのBlack Skinheadが最高にカッコいい。
あとShape of YouのRemixのこの曲が最高にイケてて、同じく面接やプレゼンの直前に聞くようにしている。
大事なのは何を聴くかではなく、どんなルーティーンをこなすかである。
僕はこの曲を聴くと完全に戦闘モードに入るので、ここぞという場面では必ず聞いている。
3. 憑依させる
続いて僕が実践していることが憑依だ。
僕はめちゃめちゃ影響を受けやすくて、面白いと思った人の話し方やクセを真似して自分のトークに取り入れてるのだが、これ、めっちゃおすすめ。
先ほど紹介したジョーダンベルフォートは僕の憧れの人物の一人なのだが、彼がやったことの良し悪しはさておき、レオナルド・ディカプリオ演じるベルフォートのトークは死ぬほど上手い。
基本的人権の一つであるAmazon Primeで無料で観れるのでまだの人はマジで観て欲しい。
<学生はこちらから>
<学生以外の方はこちらから>
大事な本番前はさっきのBlack Skinheadを流しながら、暗記したセリフを身振り手振りをつけて再現し、自分にベルフォートを憑依させている。最近だとイベントのときにね。みんな来てね。
あとは昔やってたリーガル・ハイの古美門のこのシーンも大好きで、完コピした。
面接するとき、プレゼンするとき、僕にはジョーダンベルフォートや古美門が憑依している。それだけで無敵だ。負ける気がしない。
4. 自己暗示
水泳をしていた頃、エナジードリンクが流行り出した。レッドブルやモンスターなど、これを飲めば力が出ると、同期の間で話題になった。
僕は早速これを使った。
そして飲む度に「あー!力がみなぎってきたー!」と声に出し、本番のレースに挑み、ベストを更新し続けた。
ここで大切なのは、どのエナジードリンクを飲むかではない。
「あー!力がみなぎってきたー!」
と口に出すことだ。ぶっちゃけエナジードリンクで効果が出るかなんて分からない。大切なのは思いこみだ。
当初、僕のその言葉を聞いて同期たちは「またやってるよ」「そんなわけないだろ」とバカにしていたが、あまりにも僕が大大大ベストを更新しまくるので、こいつはマジで効果があるのではとみんな試し出した。
繰り返すが、別にエナジードリンクが大事なのではない。「これを飲めば力が湧いてくる」と自分に言い聞かせ、その気にさせることだ。
そしてこの記事でも、何度も何度も「僕は本番に強い」と書くことにより、自己暗示をかけている。
「僕は本番に強いので」「本番に強いエピソードがたくさんある」「緊張を楽しむことで本番は怖くない」なんて偉そうなことを書いているうちに、「本番強いよな俺」って気がしてくる。
さっきの憑依の話もそうだけど、自分は最強だと暗示をかけよう。
人間ってとっても単純で、思いこみで何でもできたりする。
就活をしていた頃、某外資系投資銀行の面接で1時間の英語面接があったんだけど、前日にウルフオブウォールストリートをセリフを復唱しながら、演じつつ観たら、どういうわけか留学経験ゼロ、インターン経験ゼロ、スラム生まれスラム育ちの僕がさらっと英語を話すことができ、その面接は通過した。
その日面接に向かう途中、Black Skinheadを聴きながら
「俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。俺はジョーダンベルフォート。」
とブツブツ独り言を言いながら会場に向かった。
着く頃にはすっかりジョーダン・ベルフォートになっていた僕は、周りの海外大学出身やら、帰国子女やらが大したことないアッパラパーに見え、何の緊張もなく面接を迎えた。
そんなものだ。あとミスっても死んだりはしない。ミスったらミスったでネタになるし。とにかく本番は緊張するかもだけど、楽しんだもん勝ちだ。
自分の人生の主人公であるみなさんは、自信を持って、大一番を迎えるだけでいい。
緊張を楽しみ、次の自分へと進化しよう。
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