<北欧一人旅>
ストックホルム・アーランダ国際空港はロビーすらも美しい。
この北欧一人旅はこの空港から始まった。
ここからデンマークのコペンハーゲン。
船に乗って
ノルウェーのオスロへ。
そしてフィヨルドを観て
ベルゲンから
飛行機に乗りスウェーデンのストックホルムへ。
そしてゴットランド島を周った。
7泊8日の短い期間で三ヶ国を訪れた。
思い返せばただ航空券が安いという理由だけで選んだ北欧だったが、これ以上ない楽しい一人旅になった。
旅の思い出を振り返りながら、上海へ帰る便の列に並ぶ。
久々にアジア人の顔をこんなに多く見た。
チェックインを済ませ1時間半ほど空港で待ち、いよいよ出発。
長い旅だった。思い返せばトランジットを含めて日本に10日いないのはこれが初めてだった。しかも一人旅。これは旅行というより冒険に近い旅だった。そして今、無事に北欧一人旅を終え、最後のフライトが始まる。
一人で旅行することは僕にとってずっと憧れだった。
そして北欧という場所も、僕の中で憧れていた場所の一つだった。
今回その憧れの場所を一人で旅行できたことを僕は誇りに思う。
リュックひとつでもなんとかなった。
上着二枚に下着三日分、ズボンも二本だけ持って来て毎日洗いながらなんとかしのいだ。
この一人旅で役に立ったアイテムはまた別の記事で紹介しようと思う。
何よりCouchsurfingはとても素晴らしかった。
このおかげで宿代が5万円以上節約できたが、それ以上に現地の方の家に泊まり、そこでしかできなかった出会いを経験することができた。いつか僕もCouchsurfingのホストになろうと思う。
上海でくるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」を聞き、コペンハーゲンでキメ、ノルウェーでノルウェイの森を読み、死ぬまでに観たかったフィヨルドをクルーズし、魔女の宅急便の舞台、ストックホルムとゴットランドで魔女の宅急便のサウンドトラックを聴いた。なんとも贅沢に、やりたかったことを叶えることができた。
やっぱり旅行は楽しい。またいつかここに戻ってこよう。
帰りの便は午前4時に上海についた。羽田への便は13時で9時間も空港で待つ必要があったが、北欧の空気がまだ肺に残っている気がして、市街地へは行かずずっと空港で過ごしてまった。
そして夕方17時に羽田に到着。まだむしむしとと暑い日だった。
うっすらと肌に汗がにじむ。北欧のあの涼しい風を懐かしみながら、僕は入国ゲートをくぐった。
北欧一人旅、完。
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