こんにちは中島です。
僕はジブリが本当に大好きで、今に至るまで大切なことは皆ジブリに教えられて育ってきたと言っても過言ではありません。
先日テレビで見たのですがロシアで一番有名な日本人は宮崎駿さんという結果が出ていました。とっても嬉しい気持ちでいっぱいです。しかも人気の作品は「風立ちぬ」。ロシアでは子供向けのアニメしかないので大人の話を描いた風立ちぬが大ヒットしたそうです。
おかげで僕のこの記事をたくさんの方が読みに来てくれました。
風立ちぬに限らず、全てのジブリ作品の根底には「生きる」というテーマが貫かれていると僕は思っています。そのメッセージが日本のみならず、海外の人にも届いている。なんて素晴らしいことなんでしょう。僕は本当にジブリが好きなのでそれだけでも泣いてしまいそうです。
さて、今日はそんな僕が愛してやまないジブリの、もののあはれを感じさせる名曲をまとめて見ました。もののあはれとはしみじみとした情趣や、哀愁を表す平安時代の美的理念の一つです。季節が変わろうとしている今、さまざまな場面でもののあはれを感じずにはいられません。今回はそんな素敵なジブリの名曲を紹介します。公開順に並べました。楽しんでいただけたら幸いです。
- 1 1. 風の谷のナウシカ
- 2 2. 風の通り道
- 3 3. 晴れた日に...
- 4 4. 海の見える街
- 5 5. やさしさに包まれたなら
- 6 6. おもひでぽろぽろ メインテーマ
- 7 7. 愛は花、君はその種子
- 8 8. 帰らざる日々
- 9 9. マルコとジーナのテーマ
- 10 10. さくらんぼの実る頃
- 11 11. 時には昔の話を
- 12 12. 丘の町
- 13 13. カントリー・ロード
- 14 14. アシタカ聶記
- 15 15. 死と生のアダージョ
- 16 16. アシタカとサン
- 17 17. あの夏へ
- 18 18. いのちの名前
- 19 19. 6番目の駅
- 20 20. あの日の川
- 21 21. ふたたび
- 22 22. 帰る日
- 23 23. いつも何度でも
- 24 24. バロン
- 25 25. 風になる
- 26 26. 人生のメリーゴーランド
- 27 27. 星の湖へ
- 28 28. 星をのんだ少年
- 29 29. 世界の約束
- 30 30. テルーの唄
- 31 31. 時の歌
- 32 32. 海のおかあさん
- 33 33. Arietty's Song
- 34 34. 夕暮れの運河
- 35 35. 旅路
- 36 36. ひこうき雲
- 37 37. いのちの記憶
- 38 38. Fine On The Outside
1. 風の谷のナウシカ
ジブリの原点にして頂点。不朽の名作「風の谷のナウシカ」。宮崎駿が描く荒廃した世界観を表現した荘厳な演奏。
2. 風の通り道
みんな大好きトトロ。可愛らしい曲が多いなか自然豊かな森を思い浮かばせる一曲。このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。
3. 晴れた日に...
宮崎駿の名を轟かせた一作「魔女の宅急便」。北欧の街をモデルにしたと言われる劇中の街並みにぴったりなのどかな一曲。
4. 海の見える街
パンを抱えながら海沿いの石畳を歩く景色が思い浮かぶ。いつかこの曲を聴きながら北欧の街を歩きたい。
5. やさしさに包まれたなら
「魔女の宅急便」のエンディング曲。大人になっても奇蹟は起こるよ。
6. おもひでぽろぽろ メインテーマ
高畑勲監督作品。平凡な日常を抜け出し、山形へ向かうOLのタエ子は、小学五年生の頃をふと思い出す。戻らないあの頃と現在の自分との思いが交差する懐かしさに溢れた名作。知名度が低い一作であるが大人になってからみるとたまらないものがある。
7. 愛は花、君はその種子
おもひでぽろぽろの主題歌。映画を観た後だといっそう響く。そうでなくても懐かしい気持ちにさせられる。
8. 帰らざる日々
紅の豚の劇中歌。地中海を優雅に飛ぶポルコが思い浮かぶ。
いつかこの曲を聴きながらワイン片手にアドリア海を眺めたい。
9. マルコとジーナのテーマ
大人のジブリ。そんな言葉がぴったりの一曲。
10. さくらんぼの実る頃
紅の豚の世界観に鳥肌が立つほどマッチした珠玉の一曲。夕暮れを眺めながら一杯やろう。
11. 時には昔の話を
紅の豚のエンディング曲。高二の時、週一で紅の豚を観てエンディングで毎回泣かされていたことを思い出す。嵐のように毎日が燃えていた。息がきれるまで走った。そうだね。
12. 丘の町
耳をすませばの劇中歌。聖蹟桜ヶ丘に朝日が登る様が思い浮かぶ。青春っていいね。
13. カントリー・ロード
誰もが知ってる名曲。なんでアメリカを歌ったこの歌が耳をすませばに合うんだろう。音楽って不思議だ。
14. アシタカ聶記
もののけ姫の世界観を表した名曲。聶記は「せっき」と読むが「せっ」は正しくは草冠の下に耳を二つ並べた文字がくる。この文字は宮崎駿の造語で、草に埋もれながら人の耳から耳へと語り継がれていく物語という意味が込められている。
15. 死と生のアダージョ
もののけ姫は今までのジブリとは違い、血が流れ人も死ぬ物語だ。流れる曲にもどこか神々しさが感じられる。人間と自然との戦いの終わりを告げる、静かながらも胸に訴えかけてくる一曲。
16. アシタカとサン
泣ける。これがエンディング曲はずるい。余韻が半端ないのがジブリのすごいところだと思う。特にこの曲は、すごい。ぜひ聴いてほしい。
17. あの夏へ
夏の終わりといえばこれ。どうやったらこんな曲が作れるんだろう。久石譲さん、あなたにはどんな世界が見えているのですか。
18. いのちの名前
実は「あの夏へ」には歌詞があり、平原綾香さんが歌っている。歌詞と歌声と演奏に鳥肌が止まらない。
19. 6番目の駅
帰りの電車はない。沼の底で降りるんだ。6番目の駅だぞ。
湖にぽつんと浮かんだ家の風景がたまらなく好きな人も多いんじゃないだろうか。夕暮れ時に電車に乗りながら聴くと泣きそうになる。
20. あの日の川
この千と千尋のメロディがたまらん。
21. ふたたび
千尋がハクに乗って帰ってくるシーンの曲。ハクと一緒に空を飛びたい。幼いときの思い出が蘇る。
実はこの曲にも歌詞がある。本当に素晴らしいのでぜひ聴いてください。
22. 帰る日
千尋が現実世界に帰る場面で流れる曲。明るい調子で始まったかと思いきや別れのメロディへと一気に変わる。あの場面で何度胸が締め付けられたことか。
23. いつも何度でも
千と千尋といえばこの曲。いつも心踊る夢を見たいよね。
24. バロン
猫の恩返しのテーマソング。あのファンタジー感がいいよね。
25. 風になる
猫の恩返しにぴったりの曲。ハルのゆるい感じがとてもマッチしている。
26. 人生のメリーゴーランド
ハウルの世界観にぴったりなんだなこれが。聴くだけであの街並みが蘇る。久石譲さん、本当にすごいです。
27. 星の湖へ
この軽快な感じもまたいいです。
28. 星をのんだ少年
ハウルがカルシファーをのんだシーンで流れる曲。草原の夜に一人立つハウルの姿が思い浮かぶ。
29. 世界の約束
エンディング曲。倍賞千恵子さんの歌声がまた良いですよね。ああ、ジブリの世界に入りたい。
30. テルーの唄
宮崎駿監督の息子、吾郎氏の一作目、ゲド戦記の主題歌。映画の評判は良くなかったけど音楽は好き。
31. 時の歌
ゲド戦記といえばテルーの唄だが時の歌も忘れてはいけない。
この儚い感じの曲が良いです。どの作品も余韻を残してくれる。
32. 海のおかあさん
ポニョといえば大橋のぞみちゃんが歌う「ポーニョポーニョポニョさかなの子」が有名ですが冒頭に流れるこの曲、めちゃめちゃいいんです。ジブリには今までなかったタイプの歌で、広大な海を讃える歌って感じがして素晴らしい。
33. Arietty's Song
カオナシのモデルになった米林さんが監督を務めた「借りぐらしのアリエッティ」音楽も久石譲ではなくセシル・コルベルが担当しました。神秘的な感じがいいね。
34. 夕暮れの運河
ゲド戦記の宮崎吾朗氏の二作目の「コクリコ坂から」評判はそこそこのようですが僕はコクリコ坂からがめちゃめちゃ好きなんです。いつか記事にして紹介したいと思います。
この夕暮れの運河は昭和の港町の情景を描いたしっとりとしたメロディがたまらなく好きです。
35. 旅路
冒頭でも紹介した風立ちぬのテーマソング。のどかな田園風景の中を飛行機が飛ぶ様子がありありと描けます。風立ちぬは僕が特に好きな一作で、モノづくりにかける思いや儚い恋など、死と隣合わせの時代を駆け抜けた人々の生き様に心打たれました。何度観ても、何度聴いても泣けます。
36. ひこうき雲
風立ちぬの主題歌。菜穂子さん、ありがとう。
37. いのちの記憶
高畑勲監督最後の作品となった「かぐや姫の物語」
誰もが知ってる話を斬新な絵で描き、独特の音楽で彩ったこの映画が好きです。
38. Fine On The Outside
借りぐらしのアリエッティの米林監督の二作目。「この世には目に見えない魔法の輪がある」というセリフが印象的なジブリらしい一作でした。
影のある少女、杏奈の胸の内を歌った曲。聴くたびに釧路の湿地が脳裏に浮かびます。
つい勢い余って気がついたら38曲も紹介していました。どれも心の琴線に触れる素晴らしい曲ばかりです。一曲一曲聴いているうちにまた映画を観たくなりました。
皆さんも素敵な映画と音楽とともに、良い時間をお過ごしください。
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