最強の勉強法「ポモドーロ勉強法」を試してみた。

 

だらけすぎた。

 

ついだらだらと過ごしてしまい、短い冬休みをまったく有効に使えなかった。

 

一日24時間という、凡人にも天才にも、DQNにも孫正義にも平等に与えられた時間を、無駄にしてしまった。

 

ヒロシは激怒した。必ず、かの堕落した生活から抜け出さねばならぬと決意した。ヒロシには振動力学がわからぬ。ヒロシは、理系の学生である。ラプラス変換をし、微分方程式に苦しめられ、必死に入力したコードに無慈悲にエラーを吐き出され、ここまで来た。けれども振動力学に対しては、人一倍に無力であった。

 

そう、正月休みなど言っていられない。大学生のラスボス、期末試験が目前に迫っているのである。1ミリも理解できなかった振動力学のテストが休み明けに迫っていた。

 

そんな中いつも通りネットサーフィンをしていると、ある勉強法に出会った。

それがポモドーロ勉強法である。

 

 

1. ポモドーロ勉強法とは

 ポモドーロ勉強法とは、

 

I. 25分間自分の決めたタスクのみに取り組む(勉強とか)。その間他のことは一切しない(スマホいじったりもダメ)。

 

II. 25分たったら3〜5分休憩をとる。

 

III. 1,2を繰り返す。4回くらい(約2時間)行ったら15〜30分の長めの休憩をとる。

 

という勉強法である。つまり作業時間を短く区切り、余計なことは一切しないことで集中力を持続させ、生産性をあげる方法である。

 

ちなみにこの25分を一単位として、”ポモドーロ”と呼ぶそうだ。

 

他にも

 

あらかじめTo Doリストを作成し、順番にタスクをこなしていき、完了したらチェックをつける。

 

どうしてもポモドーロ中に急用ができた場合は、一旦中断し、完了後にまた始めからポモドーロを再開する。

 

 などなど、色々なルールがあるようだったが、とりあえず上記の1,2,3を実践してみました。

 

2.実際に試してみた

 

25分きっちり測るためにiPhoneのタイマーをセット。ポモドーロ開始。

 

おお、確かにこれはいい。スマホに触れてはならないのでそれだけでタスクに集中できる。あと、タイマーもみないようにしたので、いつ来るかわからないピピピピッのアラームに向けてめちゃめちゃ集中できる。

 

読める!読めるぞ!

 

 

いつもなら面倒臭くてささーっと流し読みしてすぐTwitterに逃げてしまうけど、しっかり集中して教科書が読める。いいぞいいぞ。さあ俺にこの世の真理を見せてくれっ!

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

あれ?もう時間?やっと集中できたところだったんだけど。

 

なかなか25分が経つのは早い。しかし仕方がないので タイマーを5分にセットし、しばらく休憩。

 

お茶を飲んだり、Twitterを眺めて過ごす。

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

え?はやっ!5分ってこんな短かったっけ。急いでタスクに戻る。

 

やっぱり短いとは言いながら少し休んだので全然疲れていない。さっき扱った内容もバッチリ覚えているので、滞りなくタスクに復活できた。

 

 

式を自分で導出し、面倒な手計算も集中してゴリ押しする。この辺りまで行けばいいかなと、限られた時間内で到達できそうな目標を定め、グアアっと集中する。さっきの25分があっという間だったので気が楽だ。よし、あとちょっとで振動系の一般解が導出できる–

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

ぬああっ!時間切れ!あとちょっとだったのに!やっぱり集中していると25分なんてあっという間だ。せっかくいいところだったからあとちょっと...といきたいところだがルールなので仕方がない。またタイマーをセットし5分休憩する。

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

作業再開。まだまだ元気だ。途中で区切られたタスクも無事完了。よし先へ進もう。

 

 

しかしここで問題発生。

どうしても理解できない式が出てきてしまった。

教科書のどこを読んでも分からない。ぐぬぬ...

 

いつもならここでグーグル先生の力を借りていたところだが、今日はスマホには触れてはならぬ。しかしこれじゃあ一向に前に進めぬ...

 

ということで例外措置としてGoogle Chromeだけ使うのOKということにした。

 

うまいこと参考サイトがすぐに見つかり、無事に解決。これでようやく先に進めr

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

無慈悲に響くアラーム。いいところだったのにぃっ!

 

 

このポモドーロ勉強法、確かに集中力は持つけれど、25分でちょうどキリがいいところでタスクが終わるなんてことはほとんどないわけで、中途半端なところで終わってしまうのが難点である。でもここまで既に3ポモドーロ達成!時間にして1時間15分集中できた。しかもここまでの進捗を見ると、普段の1時間15分の勉強では達成できない進捗を生み出している。素晴らしい。

 

よし、まだまだいける。休憩のタイマーをセット。3分間だけ待ってやる、ならぬ5分間だけ待ってやる、である。

 

 

 

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

作業再開。区切りとなる4ポモドーロ目の再開である。

 

が、なんだか眠い。いかんいかん。正月ボケした体は正直だ。食べて寝て食べて寝てを繰り返してただけの体が悲鳴をあげている。

 

なんとか眠い目をこすって教科書を読み進める。

 

ここで再び問題発生。またまた理解できぬ数式が登場。ちょうど眠かったので都合がいいとばかりに迷わずGoogle先生を召喚。

 

しかし

 

 

これが過ちであった。

 

 

検索したワードに、面白そうなまとめサイトがヒット。

 

まあ役に立つかもしれないから...とクリック。

 

そして、

 

最新のテクノロジーを紹介する系のページを二、三見た挙句、猛烈な眠気が襲ってきた...

 

い、いかん。タスクに戻らねば。ヒロシは滅びぬ!何度でもよみがえるさ!

 

 

30秒後、机に突っ伏した。

 

 

−ピピピピッ ピピピピッ

 

 

ガバッ!ハッ!やっちまった...

 

無念にもポモドーロ失敗である。敗因は、禁止していたスマホに軽い気持ちで触ってしまったことだ。

 

でも結果1時間30分はしっかり集中してタスクを進めることができた。

 

 

3. まとめ

このポモドーロ勉強法、実際に試してみて、メリットとしては集中が持続する。時間内で終わらせるために頑張ろうとするので効率が上がる。デメリットとしては、25分で終わらず区切りが悪いところで時間が来ることが多い。ネットを使わなくてはならない場合、スマホに触れてしまう。等があげられることがわかった。

 

スマホを完全に隔離して、キッチンタイマーを使うようにすれば、もっとポモドーロをこなせそうな気がする。

 

 

 皆さんも是非、試して見てください。

 

 

 

 

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