「冷製スープ」なんて聞くと「また小難しい名前使いやがって。黙って味噌汁でも飲んでろ。」と思う人もいるかもしれないが、俺たちはその気になれば「冷製スープ」だって作れるんだ。
まず玉ねぎを細かく切る。
オリーブオイルをひいてフライパンにぶち込んで
バターをひとかけら入れて
あめ色になるまで炒める。
「あめ色」という表現はいったいどこの誰が作ったのだろう。もし俺にとっての「あめ色」がチュッパチャップスコーラ味の黒い色だったらどうするのだ。
せっかく刻んだ玉ねぎがただの炭に成り果ててしまう。
でも俺は大人だ。あめ色がどんな色なのか。言わんとしていることは分かる。
続いて玉ねぎを鍋に移し、豆乳を入れる。
ここにコンソメをふたつ入れる。
豆乳は一本まるまる使った。
お好みで黒胡椒を入れるのもアリだ。
よく混ぜて熱が通ったら完成。このままだとただのあったかいスープだが、これを冷蔵庫に入れて待つだけで立派な「冷製スープ」になる。
バターと豆乳のおかげでコクがでてうまい。
結局のところ、どんなスープでも冷蔵庫に入れれば冷製スープになるのではないか。
何も難しく考える必要はない。
スープを作って冷やせばそれは冷製スープだ。
あと「スープ作れるよ」っていうより「冷製スープ作れるよ」の方がモテそうだ。俺たちはモテるために料理をしている。
俺たちはその気になれば冷製スープだって作れるんだ。
このクソ暑い夏、花火大会の後とか、お祭りのあと
「うちに冷製スープ作ってあるけど、食べてく?」
の一言で、俺たちの夏は加速する。
......知らんけど。
<今回使った材料>
玉ねぎ 1個
バター ひとかけら
コンソメ 2個
調整豆乳 1L
黒胡椒 適当
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