南海キャンディーズの山里亮太さんが、女優の蒼井優さんと結婚し、大きな話題となった。
Twitter上では彼らのエピソードを元に
「蒼井優でさえ終電で帰るのに、タクシー代で稼ごうとする一般人婚活女子は何なんだ」
「『山ちゃんですら結婚できるなら俺もできそう』とかいってる男は、自分のスペックをみつめなおせ」(なおそのような発言をしている男性の発見報告は今のところない)
とか、Twitterらしいお祭り騒ぎになっている。
そんな中、たまたま見つけたあるツイートが心に刺さった。
しずかちゃんのパパが「のび太くんは人の幸せを願い、人の不幸を悲しめる人」だと褒めているのが昔は理解出来なかった。そんなん誰でも出来るやん!ってでも今、山ちゃんの結婚が話題になり「人の幸せを喜べない大人」が数多くいるのを見ると改めてのび太の偉大さに気づいた。
— Kou_workout (@workout_kou) June 6, 2019
「人の幸せを喜ぶ」
これは当たり前のように思えて、とても難しいことだ。
僕自身、大学受験に失敗して浪人した際、周りの合格の声を素直に喜ぶことができなかった。
大学に入ってからも、華やかなサークルに入り、青春を謳歌している人たちを見ては、「あいつらだけいい気になりやがって」と、ひねくれた気持ちで彼らを見ていた。
シェイクスピアのオセローで
「嫉妬とは、自分ではらんで自分勝手に生まれる化け物なのです。」
というセリフがあるが、人の幸せを素直に喜べない人は、心のどこかに嫉妬を抱えている。
かつての僕がそうだったように、自分より楽しそうなのが、妬ましくて仕方がないのだ。
そのような人たちは、会話の内容も誰かの悪口や愚痴が多くなり、話していて楽しく無くなる。ネガティブなことは口に出さない方がいい。後ろ向きなことばかりいっていると、幸運が逃げていく。
僕は宗教も迷信も何も信じていないけど、これはこの世の真理の一つだと思っている。
前向きなことを言い、人の幸せを心から祝福できるようになると、自分にも幸運が訪れる。
人の幸せを喜べる人と、人の幸せに水を差し陰口を叩く人。
どちらと一緒にいたら楽しいか。幸せになれるのか。答えは言うまでもないだろう。
嫉妬を完全に捨てるのは難しい。
隣の芝生はいつも青い。
時に自分が惨めで、愚痴の一つも叩きたくなることは誰にでもある。
でも
自分の今いる状況が情けないのなら、逆境をはねのけられるよう、努力するのが健全な精神ではないだろうか。
愚痴をこぼすより、陰口を叩くより、そんなら僕だって彼らに追いつこうと、前を向いて進める人の方が、その場で思考停止して立ち止まる人よりはるかに魅力的だ。
人の幸せを喜べ、前に進み続けられる人。
そんな人間に僕もなりたいものだ。
<おすすめの記事はこちらから>