相手の顔色を伺う人は永遠にモテない

 

 

平成最後のバレンタインに彼氏彼女を作ろう企画を先月募集してからだいぶ時間が経ちました。今まで一本も記事を書いていないので「あれ、企画どうなったの???」と聞いてくださる方もいましたが、安心してください。順調に進行中です。

 

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......順調?

 

嘘です。

 

全然順調じゃねえ。

 

今回は総勢9名の方に企画に参加していただいたのですが、まあ今回も曲者揃いな訳です。今回は女性の参加者もいます。ただやっぱりなかなかうまくいかない。

 

この企画はバレンタインと言いながら最終的に3月14日のホワイトデーまでに彼女彼氏を作ろうというものなのですが、始まって1ヶ月が経とうとしているのに、異性とデートに行った方はたったの2名。しかも他の方はリアルで好きな方は脈なしなことが発覚し、1からマッチングアプリで相手を探している状態!あかん!

 

一体この先どうなるのかドキドキワクワクの展開ですが、先日参加者の方が初めてデートに行ってきました!

 

法政大学に通う、読書が好きなミヤシタくん

 

本好きな青年らしく大人しめな印象です。先日20歳を迎えたそうで、その時に地元の成人式で再会したずっと気になっていた子を思い切ってディナーに誘って見た結果、二人で会うにまで至りました。

 

ここまでは極めて順調。僕のブログを読んで行動を起こさなければ何も始まらないと決意してくれたそうです。嬉しい。さて、意気揚々と当日を迎えたミヤシタくん。僕からもお店選びや気遣いなどいくつかアドバイスをしました。さあ!行ってこい!

 

 

しかし数時間後、LINEを開くとこんなメッセージが......

 

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ダメでした...

だろうね。

え。だ、だろうねって...

まずミヤシタくん、これが生まれて初めての女の子との二人でご飯だったわけでしょ?そりゃうまくいかないよ。圧倒的に場数が足りてないんだから。いっくら英語の参考書読んだところでいきなりアメリカで現地の人とペラペラ話せないのと一緒。僕のブログを読んだところで、アドバイス聞いたところで無駄。実践しなきゃ意味ないのよ。

それはそうだ...にしても今日はひどかった...

何が良くなかったの?

相手の趣味が自分と違いすぎて話について行けなくて...

いや、そこは自分の趣味の話したらいいじゃん。

僕の趣味は相手のと全然違うので、話しても退屈かなーって。知らんがなってなりそうで...

 

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......それで?

それで基本聞かれたことしか答えませんでした。なんかの本で聞き上手はモテるって聞いたことがありましたし......でも結果として沈黙が続いて相手が退屈そうにしてるのが僕でも分かりました...もっと相手の話を引き出せば良かったのかな...

完全に間違ってる

......え?

完全に間違ってる
ミヤシタくん、僕はね、好きなことに一生懸命な姿って、どんなことであれかっこいいと思うのよ。

 

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だから相手が知っていようがいまいが、自分が好きなことの魅力を相手に熱意を持って語ることはさ、素敵なことだと思うのよ。

はい。

まず大前提としてね、なんで付き合うかって言ったら相手のことを魅力的に感じているから付き合うわけでしょ。

そりゃそうですね。

ならさ、二人でご飯行ってるのにずっと自分のこと話さずにうなずいて飯食ってるだけの男のどこが魅力的なのって話よ。それだと残念ながら永遠にモテないよ。

......確かに。

だったらアレクサにでも話しときゃええやん。”アレクサ!私の愚痴聞いて!”って。

 

 

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なんならアレクサの方が物知りだしミヤシタくんと話すより役にたつかもしれんよ。

そんな......

 

 

 

だってさ、わざわざ貴重な時間とお金を割いてミヤシタくんに会いに来てるんだよ?なのに自分の話一つせずにボケーっと座ってるって意味ないじゃん。何しに来たのって話よ。相手だってさ、自分の話だけしに来た訳じゃないでしょ。

そうですけど...僕の趣味とあまりにも違くて...興味持ってくれないんじゃないかなって...

違う。全然違う。好きなこと話すんだよ。自分が熱中してること、一つはあるでしょ。それについてさ、話せばいいじゃん。

でももし向こうが興味無かったら...

あるよ。あるんだよ。だってさ、何かに一生懸命な人ってさ、すごい魅力的だと思わない?スポーツ選手とかさ、研究者が何かにのめり込んで、それを熱く語ってるのってすごく面白いじゃん。こっちにも分かりやすくさ、興味持ってもらおうってワクワクしながら話してる姿ってかっこよくない?たとえそれが自分の良くわからないことでもさ。

確かに...彼女も僕の全然知らないアイドルの話してましたけど、なんだか分からないけど聞いててこっちも面白かったし、何より熱っぽく語る彼女、とても魅力的だった...

ミヤシタくんも語るんだよ。好きな本をさ。サリンジャーでもヘッセでも何でもいいよ。ミヤシタくんが20年も生きてきてさ、その20年の中で一番の趣味が読書なんでしょ。その話絶対面白いじゃん。語ってみなよ。情熱をさ。絶対面白い。情熱って伝播するんだよ。そして何より大事なのはさ、そうやって自分の好きを突き詰めてる人に自然と人って寄っていくんだよ。

なるほど...つまり僕が聞き専に回ったのは完全に間違いだったんですね...

その通り。もちろん聞くのも大切だけど、大前提として相手を魅力的に思うから付き合う訳でしょ。だったら魅力的に思ってもらえるように自分から話さないと。

分かりました。次こそは自分の好きを語れるように頑張ります。

 

 

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

僕はブログを書くに当たって「本質を突く」ということを意識している。

 

それは普段の思ったことを書き連ねる記事でも、恋愛の記事においても同じだ。

 

世の中の恋愛本には「デートではカウンター席を取れ」とか「脈ありかなしか判断する魔法の言葉」なんて小手先のテクニックが紹介されているが、それは本質ではない。

 

恋愛に限らず、異性からも同性からもモテる本質の一つに「自信」があると僕は思っている。

 

自信があれば世の中全てうまくいく。

自信がある人は魅力的に見え、自然と人が寄ってくるからだ。

 

そしてその自信は、自分から積極的に発していく必要がある。

特に気になっている相手に対しては。

自分はこんな人間で、こんなことが好き。

そう胸を張って堂々と楽しそうに話す人はとっても魅力的なんだ。

僕はそんな人が好きだし、そもそも自分の好きなことを話したらドン引きするような人とは付き合うだけ時間の無駄だ。こっちから願い下げだ。

 

相手の顔色を伺って付き合う人は面白くない。

相手に何もかも合わせる人は残念ながら永遠にモテない。

 

 

 

 

相手に合わせるのは、優しさではない。

それを「優しさ」とか「いい人」と勘違いしてる人がいるが、それは違う。

 

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だって付き合っていてつまらないじゃないか。

もちろんいつもニコニコしていて、自分の話を聞いてくれて、自分に興味のある話をしてくれる相手は、ストレスなく付き合えるかもしれない。

 

でもそんな相手と貴重な時間とお金を割いて会う価値があるかと言えば、ない。

 

ミヤシタくんはせっかく好きな子と二人で会うにまで至ったのに、自分の強みとか魅力を一切アピールすることなく終わってしまった。当たり前だがこれではいけない。きっと彼女は、自分の趣味のことを聞いてくれたのは良かったけど、自分の話は全くしないし、ちっとも面白くない。何しに来たんだろうと思っていたはずだ。

 

僕はせっかく付き合うなら、お互いの知らない世界を共有しあえる関係になりたいと思っている。あなたの好きなものが知りたい。僕の好きなことの魅力も知ってほしい。何かに一生懸命な人は美しい。魅力に溢れている。そんな人こそが魅力であり、結局のところ、聞き手に徹して当たり障りのないつまらない話をする人よりも、桁違いにモテるのだ。

 

映画の話でも旅行の話でもアニメの話でもアイドルの話でも何でもいい。

 

一人の人間がこの世に生を受け、今まで生きた中で一番面白いと思ってるものの話がつまらないわけがないじゃないか。

 

何かに一生懸命で、その魅力を語る人はかっこいい。美しい。

 

ぜひ皆さんには相手の顔色を伺わず、自信を持って自分の好きを語ってほしい。

そしてそんな自分の好きにも興味を持ってくれる人といい関係を築いていってもらいたい。

 

 

 

果たしてミヤシタくんはじめ企画の参加者の皆さんに春は訪れるのか......

 

乞うご期待!!!

 

 

 

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