紅の豚の名言は「飛べない豚」ではなく「飛ばない豚」なのを忘れないでほしい

 

 

今日もまた金曜ロードショーでジブリが放送される。

今回の作品は「紅の豚」

宮崎駿がくたびれた大人のために作った作品だ。 

 

キャッチコピーは「カッコイイとは、こういうことさ。」

 

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劇中ではポルコをはじめ、ジーナやカーチスといった個性豊かで大人の魅力溢れるキャラが多く登場した。

 

世の多くの人はポルコをカッコいいと思うのではないだろうか。

他でもない僕もそうだ。ジブリで義務教育を終えた僕は、紅の豚から真のカッコよさについて学んだ。

 

紅の豚最大の謎はなぜ主人公が豚なのかである。

宮崎駿としてはそんなことはどうだっていいだろという感じらしいが、豚が飛行機に乗り、しかも女性にモテモテというのは信じがたい世界だ。(もちろんこれはアニメ作品だからなんでもありなんだけど。)

 

 

そんな紅の豚で僕が一番好きなセリフがある。皆さんご存知の「飛ばねぇ豚はただの豚だ」というセリフだ。

 

 

このセリフはたまに「飛ねぇ豚はただの豚だ」と間違って紹介されることもあるが、皆さんは間違えないようにぜひ覚えておいてほしい。

 

なぜならこの「飛ばない」「飛べない」には意味において天と地の差があるからだ。

 

「飛べない」というのはそもそも飛ぶことができないという不可能の意味を持つ。対して「飛ばない」は、飛ぼうと思えば飛べるのに飛ばない、しないという意味を持つ。ポルコが口にしたのは後者の「飛ばない」だ。

 

彼は「飛ばない豚」は「ただの豚」だと一蹴したわけである。

これは今を生きる僕らにも響くセリフではないだろうか?

 

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」を「行動しねぇ豚はただの豚だ」とか「何もしねぇ豚はただの豚だ」に置き換えてみよう。

 

 

できるのにやらない。したいのにしないという状況は非常にもったいない。気持ちだけ先走って何もしないのはカッコいいとは対極にある行為だ。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」よろしく、僕らもしようと思えばできるのに何もしないでいるうちはただの豚でしかない。

 

ポルコは豚だ。だが空を飛ぶ。

 

一度飛んでしまえば豚だろうが何だろうが関係ない。みんな一緒だ。

そして僕らも、一度思い切ってアクションを起こすことでようやくスタートラインに立つことができる。

 

できるのにやろうとしてないことが皆さんにもないだろうか?

そんな時はポルコのあのセリフを思い出してみてほしい。

 

 

 

そしてポルコは他にもたくさん名言を残している。

 

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「あとはこのまま進めていい」

「徹夜はするな、睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にも良くねえ」

 

適度にアドバイスはするけどあくまで部下の方針を尊重し、体調まで気づかうポルコ。

理想の上司すぎる...

 

ポルコがモテるのはこういった相手に対する思いやりと、やるときはやる男らしさからだろう。僕も彼を見習って渋いカッコいい大人になりたいものだ。

 

 

 

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