<北欧一人旅前回の記事>
トラブルにも見舞われたがなんとか無事北欧一人旅1日目を終えた僕は、珍しく7時までぐっすり眠った。
時差ボケも特になく、荷物をまとめ下に降りる。
朝ごはんが1000円くらいだったので、ドミトリーのバイキングで食べることにした。
こんな感じ。
思えばデンマーク料理に何があるのか全く知らない。
ソーセージとかチーズなんかなと思いそれを食べたが、別段感動はなかった。それ以前に一泊3000円から5000円のドミトリーだ。ご飯の味に期待してはいけない。
チェックアウトを済ませ外にでる。
コペンハーゲン滞在時間は残り8時間。楽しみ切らなくては。
川沿いを歩いて目的地に向かう。気温は12度くらい。寒い。
目的地の船着場に到着。
そう。今日最初のアトラクションはこちらのカナルツアー。
料金は75DKK=1300円くらい。これもコペンハーゲンカードで無料になる。すごい。
早速乗船。朝一番早い便だったので空いていた。
北欧の都市は水運と共に発展してきた。コペンハーゲンも同様、いたるところに運河があり、船がたくさん停まっている。
綺麗な街並みを船から見上げる。いい気分だ。
15分ほどでニューハウンに到着。世界遺産にもなっているところだ。
10分ほど停まるので写真をとってきてもいいとのこと。
運河沿いに色々なレストランが並ぶ。
小さい頃は世界遺産と聞くと、人知の及ばぬような馬鹿でかい古代の建造物を想像していたが、ニューハウンのような小さな美しい街並みもあるのだと思った。これもまた趣がある。
再び乗船し出発。
運河を出て海に出る。風が強くて寒い。風邪を引きそうだ。
ちなみに自動音声のガイドがあり、座席の下にイヤホンを差し込むと聞ける。日本語のガイドがあったのでずっとそれを聞いていた。
前の席に座っていたのが韓国人のカップルで、君日本人?一人なの?と聞かれた。彼らはヨーロッパを周遊しており、昨日までロンドンにいたそうだ。
さらに船は進む。近代的なデンマーク建築センター。ガラスの箱みたいで綺麗だ。
初めのところまで戻りカナルツアー終了。とても楽しかった。昨日は急いで回ってろくに展示の説明を読めなかったが、今日はじっくりガイドを聞くことができた。やっぱり歴史背景とか知ると観光がグッと面白くなるよね。
さて、続いて地下鉄に乗り、次の目的地へ向かう。
ここで一旦銀行で両替をした。基本カードでなんでも買えるのだが、これから行く場所はおそらく現金しか使えない。
やはりちゃんとした銀行なので、昨日の街中の両替所よりずっとレートがいい。
ここまでで時刻は12時。コペンハーゲンカードが使えるのは13時までなので急がなくてはならない。
駅から5分ほど歩いて目的地の救世主教会についた。
螺旋の尖塔がかっこいい。中は無料で見学できる。
しかしメインは中を見ることではない。登ることだ。
この救世主教会は高さ90m。さっきの写真の尖塔のテッペンまで、400段の階段を登っていく。
教会の見学は無料だが、塔を登るのにはお金がかかる。
40DKK=約680円。
こちらもコペンハーゲンカードで無料で入れる。すごいね。
もちろんこの時僕はこの旅行の全ての荷物を背負っている。この状態で階段を400段登るのだ。考えるだけで気が遠くなる。
しかも階段が狭い。途中すれ違うのがが、体の大きなヨーロッパの人が多く、キッツキツだった。
息を切らしながら登りなんとか到着。いい眺めだ。
が、まだまだ先があった。あの螺旋の階段が残っていたのだ。
高所が苦手な僕は強風が吹き付ける中、ここまで来たんだ行ってやろうと己を鼓舞し、階段を登った。
途中観光客とすれ違うたびに手すりにグッと体を寄せて道を空けた。高いのが本当に苦手なので僕は膝が震えていた。高さ90mってこんなに高いのか。
一番上から見た景色。コペンハーゲンの美しい街並みが一望できる。
ビビりながらカメラを回し写真を撮った。
日本から遥か8500km。
デンマーク・コペンハーゲンの地に一人でいる。
そんな非日常感がたまらなく気持ちいい。
来てよかった。心からそう思えた。
ここでちょうどコペンハーゲンカードがタイムアップになった。
振り返ってみると
チボリ公園 100DKK=1700円
国立博物館 75DKK=1300円
トーヴァルセン彫刻美術館 60DKK=1050円
ルイジアナ現代美術館 100DKK=1700
カジノ 95DKK=1650円
カナルツアー 75DKK=1300円
救世主教会 40DKK=680円
他にも電車やバスにかなり乗ったので、200DKK=3500円は使ったはずだ。
全て足し合わせて745DKK=12880円
今回使った24時間のコペンハーゲンカードの値段が399DKK=7100円なので、12880-7100=5780円も得した計算になる。すごい。
これはコペンハーゲンカードさまさまだ。ありがとうコペンハーゲンカード。
ただ元を取るため一つの場所にじっくり時間をかけられなかったのも事実だ。重たい荷物を担いで市内を歩き回ってめちゃめちゃ疲れた。
遠出せずゆっくり観光したい人は普通に毎回チケットを買ったほうが安くなるかもしれない。
自分のプランに合わせて買うのが良いだろう。
さて、コペンハーゲン観光終了のようなノリで締めたが、実はまだ終わっていない。
塔をおりた僕はすぐそばの歩いていけるあるディープな場所を目指して歩いた。
向かった先は
先進国にある地上最後の楽園・クリスチャニア。
なぜここがそう呼ばれるのかについては次の記事に譲るとしよう。
北欧一人旅はまだまだ続く。
<北欧一人旅続いての記事>