この前なんとなくTwitterを眺めていたら文化庁の宗教年鑑が面白いと友人が呟いているのを見かけた。
どれどれと思って文化庁のサイトを生まれて初めて訪ねてみると、統計・白書・出版物の項の白書・年次報告等に宗教年鑑があるのを発見した。
バックナンバーまで用意されており平成7年のものまでPDFで見ることができる。
もちろん全て無料だ。
ふむふむとリンクを開いてみるとびっくり。
いかにも行政機関が作ったという感じの宗教年鑑が現れた。
総ページ数195ページ。
日本の宗教の概要と宗教統計、宗教団体一覧の三本柱で構成されている。
文化庁が作った資料なんて堅苦しんじゃないの〜?なんて思ったがそんなことはない。
さすが省庁と言った感じのがっしりとした文章だ説明はとても丁寧だ。
時折図も用いられ、各宗教の流れも簡単に把握することができる。
聞いたことはあるけど漠然としていてよく分からない「宗教法人」についての説明も丁寧に書いてある。
そして特に面白いのが統計データだ。
ご覧のように各系統の宗教にどれくらいの教師がいて、どれくらい信者がいるのかが一目で分かる。
全部足し合わせると日本の人口をはるかに超えてしまうが、これは信者の数え方は各団体に任せているかららしい。なるほどね。
僕自身は無宗教で、宗教といえば仏教、キリスト教、イスラム教やヒンドゥー教について教科書レベルの知識があるくらいだったが、この宗教年鑑を読んで日本の宗教についての理解を深めることができた。
全部で195ページあるといったが、そのうち160ページくらいが図と表なので読むだけなら30ページほどしかない。ちょっとした時間に読みきれる量だ。
今まであやふやだった宗教についての知識が得られてとても良かった。
いよいよ秋が間近に迫り、読書の季節がやって来る。
秋の夜長のおともに宗教年鑑を読んでみてはいかがだろうか。