山口市周防で8月12日午前10時半頃から行方不明になっていて2歳の男の子が、15日の午前6時半頃、ボランティアで捜索活動に参加していた尾畠春夫さんによって無事発見されました。
発見当初は「行方不明男児、成人男性と一緒に発見」など誤解を招きかねない報道がされましたが、男児を発見したボランティアの尾畠春夫さんは本当に素晴らしい方で、尾畠さんのこれまでの活動を僭越ながらネットで調べさせていただきました。
尾畠さんは大分在住の78歳。
鮮魚店を営む傍ら、登山を40歳の頃にはじめ、 58歳で北アルプスを単独縦走。その頃から登山道整備のボランティアをされていました。
その後66歳で鮮魚店を引退。日本列島を徒歩で縦断する旅に出ました。毎日、朝と夕方に聞くお孫さんとの電話を励みに無事ゴール。
そして2011年の東日本大震災の際には南三陸町でのボランティアに参加。大分と南三陸町を車で往復しながら500日間支援にあたったそうです。
その後も熊本地震を始め多くのボランティアに参加。「師匠」と慕われる存在で、未曾有の災害に戸惑う職員や、何をすべきか分からないボランティアの方々の指揮を率先して取りご活躍されました。
<参考文献>
こんな方が本当にいるのか。というのが正直な感想です。尾畠さんの考え方や行動に深く感銘を受けました。
以下、尾畠さんに関するツイートを一部紹介します。
山口県男児行方不明の捜索ボランティア尾畠春夫さんすごくね
聖人すぎる pic.twitter.com/LgRQayV2py— 気高き御国のいしきダメロン いざ行かん (@sukezo) 2018年8月15日
今回の2歳児を見つけてくださったのが尾畠春夫さんだと聞いて「やっぱりあの人は凄い」と思いました。同じボランティアに参加させて頂いた時「生き物であろうと物であろうと、思われていればそこには命がある。私が家族の元に返してあげたいんだ」と仰っていた事、忘れた日はありません。
— ゆ花🌻 (@x_fte) 2018年8月15日
5ch登山板から
244 底名無し沼さん
2018/08/15(水) 11:05:55.90警察→死体を探してた
ボランティア尾畠春夫さん→迷子を探してた警察→無言で探した
ボランティア尾畠春夫さん→「よしきちゃん」と名前を叫びながら探した— めがさ・ん (@mega_san) 2018年8月15日
山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳の男の子が、本日保護されました。
男の子を発見した尾畠春夫さんは日出町在住の方で、ボランティアとして現地で捜索活動に当たっていました。
実は、過去に「広報ひじ」においてインタビュー記事を掲載したことがあります。#2歳児行方不明 #2歳児発見 pic.twitter.com/RnzrG5Po4Z— 大分県日出町 (@hijimachi) 2018年8月15日
尾畠さんチャキチャキ喋るし根性論ばっかの苦手なタイプかと思ってたら経験に基づいた理論派だったし、何より被災地にボランティア行った際に「大変でしたね。辛かったですね」は絶対に言わない。「お怪我はありませんか?」しか聞かない。とかかけた恩は水に流せ、受けた恩は石に刻めとかスゴかった。
— U18 (@momoca1016) 2018年8月16日
素晴らしいボランティア精神の尾畠さん、最後に小倉さんが体を心配して質問したら、悪いところが三つありますと、小倉さんが心配して差し支えなければと聞いたら「顔が悪い、色が黒すぎる、足が短い」とさすがだ!爆笑してしまった。これぞまさに人を元気にするボランティア魂。
— 川﨑麻世 MAYO KAWASAKI (@kawasakimayokun) 2018年8月16日
よしきちゃん発見の尾畠春夫(78)さん
「ボランティアはすべて自己責任」
「人を頼ったり物をもらったりしちゃいけない」控えめに言っても聖人 pic.twitter.com/Spnf8lth01
— たけp (@pine9696) 2018年8月15日
山口の行方不明の男の子を見つけた尾畠さん、ふざけ担当が南三陸でボランティアをご一緒させていただいた方でした、、、(驚愕)
別れ際に真っ直ぐ目を見て「明けない夜はないから。一緒に力を合わせよう」と力強い握手をして下さった姿は脳裏に焼き付いています pic.twitter.com/PwrLvwnvyo
— 上馬キリスト教会 (@kamiumach) 2018年8月15日
二歳児発見のやつ、発見したボランティアのおじいさんのキャラが濃くてマスコミがそっちに殺到して、子供の家族への取材の負担が軽減されてるの、本当アフターサービスまで完璧すぎて、まじスーパーボランティア
— 本郷 (@hayato_itimonzi) 2018年8月16日
山口で3日ぶりに見つかった幼児は、行方不明中に2歳の誕生日を迎えたという。発見したのは大分から捜索ボランティアにやって来た尾畠春夫(78)さん、「子供は降りない、上に行く」との確信を的中させ、入山30分の沢で「ぼく、ここ」との言葉を引き出した。幼児の生命力も奇跡だが、尾畠さんの勘は鋭い。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) 2018年8月16日
ヨシキちゃんを見つけたスーパーボランティアの尾畠さん
震災の復興祈願で徒歩で日本一周とかもしてた。
アナウンサーに今日は美味しいお酒が飲めますね?と言われて「お酒は7年5ヶ月呑んでません」と答えててえらい細かいなと思ったらそれって2011年3月で震災以来って事かと思って震えてる。— komimi (@komimi) 2018年8月15日
僕自身ボランティアに参加したことはなく、尾畠さんの考え、行動には脱帽することしかできません。
同じ人間としてここまでボランティアの精神を貫く尾畠さんの姿勢に感銘を受けました。
今回はどうしても皆さんとその感動を共有したく、このような形の記事をまとめました。
男の子が無事発見されたことに対する喜びと、尾畠さんはじめ救助にあたられた警察、ボランティアの方への敬意を表し、結びとさせていただきます。