質問箱にこのような質問が多く寄せられていました。
他にも
「大学に入ったもののクラスやサークルに馴染めなくて辛い」
「バイト先の人間関係に悩んでて鬱になりそう。どうしたら良いでしょうか?」
などなど。人間関係の悩みは尽きることがありません。
僕自身小中高大と進んできて、それぞれにおいて人間関係で精神的に病んでしまった時期がありました。皆さんもそんな経験が一度か二度あるかと思います。そして人間関係の悩みほどしんどいものはありません。僕はこのことを とあるギャルに教えてもらいました
さて、今現在僕の精神状況はどうかと言いますと、極めて良好です。ここ数ヶ月間気分が沈んで塞ぎ込んだりとかいうことがほとんどありません。なりかけた時もありましたがすぐに回復。毎日良い気持ちで過ごせています。
今回皆さんからの質問をいただき、どうしたら毎日を楽しく過ごせるのかについて自分の経験をもとに考えてみました。
最近うまくいっていない方々にとって参考になれば幸いです。
居場所をたくさん作ろう
僕がなぜ最近良い気持ちで過ごせているのか。その答えはただ一つ、
「自分の居場所がたくさんあるから」です。
例えばバイト先で大きなミスをしてしまい社員から友人に到るまで全員から恨まれる事態に陥ったとしましょう。シフトをブッチしたとか、自分のミスでクレームが来て他の人が対応にあたって怒鳴り散らされたとか。
当然バイトには行きづらくなり気分は沈みます。ただそこでバイト以外にも居場所があれば一気に底まで落ち込むことはないはずです。
サークルに行けばバイトとは全く関係ない友達がいつものように迎えてくれます。授業を一緒に受けている友達とランチに行けば他愛もない話で盛り上がります。
そうしてるうちにバイトでやらかした落ち込みも薄れていくことでしょう。他に居場所があることがクッションになっているわけです。
居場所の数の変遷
とここまでは至極当たり前のことを考えましたが、さらに深く考えると居場所がたくさんあることの重要性がかなり高いことに気がつきました。
皆さんの今までの居場所の数を数えてみてください。できれば小学校から。
僕自身を振り返ってみると、小学校の時の居場所は学校、少年野球のチームくらいでした。もちろん家族も居場所の一つです。皆さんも多くの方がそうではないかと思います。
そして中学校。僕の場合、小学校と大差ありませんでした。学校、部活と。強いてあげるなら野球の選抜チーム。僕は通ってなかったのですが、塾に行っていた方はそこにも友達がいて居場所があったかもしれません。
高校生になると徐々に居場所が増えて行きました。学校、部活、文化祭で知り合った他校の友達、そして彼女。この彼女という存在は大きく、うまくいけば精神的支柱になり、逆にギクシャクすれば転じて大きな負担になります。
一方でネットの居場所もできました。僕は高校に入って初めてスマホを与えられ、ネットの世界を知ったのもこの時でした。
高校時代の僕はいわゆるツイ廃でした。暇さえあればくだらないことを呟き、アカウントも趣味用のものをいくつか作り高校では知り合えない世界の人と繋がっていました。実際にオフ会などで会ったことはありませんでしたが、顔も本名も知らない人たちとの間にも確かに絆のようなものが生まれ、いつでもTwitterにいけば趣味の合う友達に会えるという安心感がありました。
そしてここからは小中までの友達が地元の友達という居場所に変わりました。高校こそ違えどたまにあう地元の友達は懐かしく、昔というほど長く生きていませんが数年前の話で盛り上がれる仲になりました。
さあそして大学生です。ここでは上記の居場所に加え、一気に知り合いが増え、活動の幅が広がります。
今までは同じ地域の人しかいなかった学校が大学になると日本全国から人が集まります。せいぜい20人くらいしかいなかった高校の部活とは打って変わり、サークルには100名近いメンバーがおり、さらにそういった団体に複数参加するわけですから知り合いが一気に増えます。
おまけにバイトもはじめました。 バイト先の塾はだいぶ終わってましたが、それでも他大の知り合いができました。今のバイト先はちょっと変わったところで外国人が多く、国の違う友達がたくさんできました。
また最近はオールでクラブにも繰り出し、そこで色んな人に出会いました。
そして就活もある種の出会いの場です。仲良くなってFacebookを交換したりしてさらに知り合いが増えます。
そして僕はtinderユーザーですのでそこでも知り合いが増えるわけです。
極め付けがこのアカウントです。
Twitterではフォロワーさんの数は1万5,000人を超え、このブログには月20万回を超えるアクセスがあります。本当にありがたいことです。
もちろん1万5000人全員が僕のアカウントを見ているとは限りませんが、そのうち1万人くらいは興味を持ってくれているはずです。
そう考えると、大学生になってから僕の居場所は格段に増えました。
リアルの居場所は小中高そして大学のクラスメイト、サークルの仲間、バイト先の仲間、クラブ、就活。ネットではtinder、そしてこのアカウントをフォローしてくれている1万5,000人の顔も知らない人たち。
これらすべてが僕の居場所です。もしかしたら相手は僕をそんなに大切に思ってはいないかもしれませんがそれでも構いません。一方的でもいいから自分は認められていると感じられる場所がこんなにあるのです。
僕が最近人間関係で悩んでいない理由はここにあります。
どこか一つでうまくいかなくなれば他の居場所に向かいます。
例えばサークルで揉めたら他のサークルに行ったり高校の友達と飲みに行ったり。ツイートがバズっていたりブログのPVが伸びていたらそれだけでハッピーです。
つまり一つの場所に固執しないようにしているんです。以前の記事に書いたことと重なりますが、自分が認められていると感じることも大切ですが、一方で自分の代わりは常にいて一つの場所にこだわることはないと思えることも大切です。
皆さんの居場所はいくつあったでしょうか?大学が楽しめていなかったり人間関係で悩んでいた人は、きっと居場所が少なかったり変なこだわりが強かったりするのかもしれません。
そんな簡単に居場所なんてできるかと思う方もいるかもしれませんが、そんな方はぜひネットで人と繋がりましょう。今やネットでの出会いもバカにできません。事実僕もネットが精神的支えになっています。
先日起きた新幹線内での殺傷事件に関連したこんなツイートを見かけました。
新幹線の犯人のように「自分の人生が上手くいかないことを他者への攻撃に転化させるマン」はとても多いのだろうけど、ネットでのガス抜きがある程度それを押さえてる面があると思うんだよね。そういえば加藤もネオ麦も「ネットですら」否定されたのが最後の引き金になってなかったっけ。
— tadataru (@tadataru) 2018年6月11日
社会に恨みをもつ人はネットでヘイトを吐き出すことでガス抜きをしているのかもしれません。他人を傷つけるヘイトはもちろん良くないですが、それでも現実世界で物理的に人を傷つけるよりはまだマシなわけです。
ただ今回の事件がこのツイートの通り起きてしまったとすれば、居場所が一つしかないというのはいかに危険かお分りいただけるかと思います。
秋葉原連続通り魔事件の犯人、加藤智大は現実世界での居場所をすべて失い、残された最後の居場所がネットでした。しかしそこでも否定された彼は最後の砦を失ったことで正気を失い、犯罪史に名を残す凶行に走ってしまったわけです。
皆さんの中で悩みを抱えている方は加藤のようにすべての居場所が否定された最悪の状況にまで陥ってはいないかと思います(そうであることを願ってます)が、それでも居場所が少ない状況はとても不安定です。
経済用語で”卵は一つのカゴに盛るな”という有名な言葉がありますがそれと同じです。
”居場所は一つに絞るな”
リスクは分割せよ、ということです。一つがダメなら全部ダメが一番危険です。つまらない、辛い、鬱になりそうな時に避難できるシェルターをいくつか用意しておきましょう。
いかかでしょうか。
僕はこのブログを、読んでくれる方に何らかの形で役に立てたらと思って書いています。
このブログが皆さんの居場所の一つになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。