バイト以外でお金を稼ぐ経験は君に翼を授ける

バイト以外でお金を稼ぐ経験は一度でもいいからしておいた方がいいと思う。というのもその経験があるのとないのとでは人生の選択に天と地の差が生じてしまうからだ。今回はバイト以外でお金を稼ぐことの重要性を説いていく。

 

1. 時間の切り売りからの脱却

 今日から1ヵ月で10万円稼いでと言われたら、あなたは何をするだろうか。 時給1000円で100時間働くと言う回答以外思いつかない場合は、おそらく今までバイト以外でお金を稼ぐと言う経験をしたことがないのではないだろうか。バイトとは基本的に時間の切り売りだと僕は思っている。時給1000円で5時間働くとしよう。言うまでもなく1時間1000円で自分の時間を売ったことになる。5000円を5時間と引き換えに手に入れたわけである。しかしこの時給で働くと言うお金の稼ぎ方には物理的に限界がある。極端な話、1ヵ月30日間1日24時間時給1500円で働いたとしても、108万円にしかならない。これを12カ月間続けたとしても約1300万円。当然ロボットでもない限り24時間365日働き続けることができるわけないが、1年間フル稼働したところで1300万円しか稼ぐことができない。これが時給で働く限界である。

 別に学生のうちはアルバイトだけでお金を稼ぐことも問題ないとは思うが、バイト以外でもお金を稼ぐ経験は、学生以降の社会人になってからも活きてくる。ぼくはまだ学生なので偉そうなことは言えないが、社会人と話していてたまに感じるのは、学生と同じく社会人も時給で働くものであり、時間を切り売りしてると考えている人が結構多い。

 しかし先ほども言ったように時間の切り売りには物理的に限界がある。どんなに頑張っても自分1人の身体と時間を使って稼ぐには天井があるのだ。それ以上を目指すには、時間の切り売り以外にお金を稼ぐ方法をどうにかして考え出すことが必要になってくる。 例えばプログラミングの参考書を書いて一冊1000円でKindleで売るとしよう。 Kindleの印税は1冊70%なので、 1冊売れば700円を手に入れることができる。100冊売れば70,000円。1000冊売れば700,000円。あまりに単純な計算だし、こんなに思うように売れないのも百も承知だが、こんな感じで自分の得意なことを活かしていかにお金を稼ぐか考えるということを習慣化していけば、おのずと時給以外で稼ぐ道が見えてくる。

 例えば僕の場合は、みなさんが読んでるこのブログからも収益が発生している。1つが広告費だ。記事にGoogleの広告を貼っており、それをタップされると平均して十数円の収益が僕に入る。またアマゾンの商品紹介やサービス紹介をしており、そこから商品を買ったりサービスに登録すると紹介料が入る仕組みになっている。大切なのはこれが単純な時間の切り売りではなく自分の工夫に応じて収益が上がったり下がったりすることである。

 極端な話3時間かけて書いた記事が全く読まれなければ1円も収益にならない。しかし何らかの拍子で記事がバズり何万人もの人に読んでもらえれば、たった1つの記事で何万円何十万円の収益が発生する。これは時給の概念とは全く異なるお金の稼ぎ方だ。記事を書くのに同じ3時間がかかったとしても、いかに工夫するかでリターンがガラッと変わってくる。このように時給以外でお金を稼ぐ方法は、自分の工夫次第でリターンが0にも100にもなるのだ。 しかし一方で時給で働く限りは基本的に自分のパフォーマンスがよかろうが悪かろうが入ってくる金額は変わらない。そうなってくるとだんだん業務に手を抜くようになってくる。がんばってもがんばらなくてもリターンが変わらないなら楽したいと思うのが人間の心理だ。結局、手を抜いてもお金が入ってしまうぬるい環境に慣れてしまうと、以後の人生何の工夫もせず、ただ時間だけを浪費する役に立たない人間になってしまう。時給以外で稼ぐ方法は完全に個人の実力に応じて成果が決まると言える。いかにリターンを最大化させるか、これに頭を使う経験は今後の人生においても間違いなく生きてくるのだ。

2. 世の中の仕組みが分かってくる

 さらにバイト以外でお金を稼ぐ経験をすると世の中の仕組みがわかってくる。当然ながら世の中のあらゆるサービスは基本的に利益を生むために作られている。例えば居酒屋で出される一杯500円のビールは当然ながら原価よりも高い。原価が30円だとすれば、残りの470円はどこに消えているのだろうか。それは居酒屋の利益だったり、ビールを運搬した宅配業者の利益だったり、ビールを作った工場の利益だったり、麦を作った農家の利益だったりするわけだ。これくらいなら誰でも簡単に想像がつくかもしれないが、1つここで考えてみて欲しい。

 世の中に溢れている就活サービス。マイナビだったりキャリタスだったり、無数のサービスがこの世にあるわけだが、その多くが無料で使うことができる。では無料のサービスを提供する会社は1円も利益を生み出してないのだろうか。もちろんそれは違う。こういったサービスを展開する会社はそのサービスを通して学生が企業に就職をすると、その会社から成功報酬をもらうビジネスモデルになっている。興味のある人は調べてみてほしいのだが、あるサービスからある企業に学生が就職をするとその仲介をした会社には数十万円の報酬が支払われる。僕らの知らないところで大きなお金が動いているのだ。当然ながら就活サービスを提供する企業は、できるだけたくさん学生を集め、その中の一部だけでも就職に成功すれば儲けることができる。学生をより多く集めたいのであれば月会費1000円なんて小さなお金を集める必要はない。無料でとにかく学生を大量に集め、そこからできるだけたくさん就職させるのが賢いやり方なのだ。

 他にも無料で合同説明会などを開催している企業もあるが、もちろん利益を生んでいる。説明会に学生が1人着席するだけで数千円から10万を超えるお金が発生しているのだ。当然ながら何も考えずに就活してる学生は裏で動いているお金になんて無頓着なわけである。しかしバイト以外でお金を稼いだ経験がある人は、いったいこのサービスはどうやって利益を生むのだろうかと考える習慣が自然と身についてくる。先ほども言ったようにこの世のあらゆるサービスは基本的に利益を生むために存在している。一見、使う側からはその仕組みが見えずとも、確実に何かしらの形でお金が動いているのだ。その見えないお金の動きをつかもうとする習慣こそが大切なのである。

 そして世の中の仕組みがわかってくれば、自分がお金を生み出す力も強くなっていく。会社で働く以外に、アルバイトをする以外に、こんな方法を使えばお金を稼ぐことができるんだと選択肢が新たに広がるわけだ。その選択肢があるか無いかで人生の幅は全く異なってくる。例えば会社に属さなくては、バイトをしなくてはお金が稼げないと思っている人は、ブラックな環境でも飯を食うために命を削って働いてしまう。しかしここで何かに属して働かなくても自分の力でお金を稼ぐ選択肢があれば、理不尽な環境に我慢する必要はない。豊富な選択肢があることは自分の身を守ることにもつながるのだ。

3. 就活という洗脳から自由に

 ここまでバイト以外でお金を稼ぐ経験の重要性を説いてきたが、自分の頭を使ってお金を稼ぐ経験を積んでいれば「就活」という洗脳からも自由になることができる。就活についてはまた別の記事で詳しく書いていきたいのだが、そもそも皆さんはなぜ就活をしているのだろうか。

 いろいろ意見はあると思うのだが、結局のところ生きていくために安定してお金を稼ぎたいからという結論に行き着くのではないだろうか。いやいや俺にはやりたい仕事があるんだと思う人もいるかもしれないが、例えばその仕事をどれだけ頑張ってもお金が1円ももらえないとなったらあなたはやるだろうか。ほとんどの人はノーと答えるだろう。結局のところ、就職して安定してお金を稼いで、今日も明日も生きていくために僕たちは就活をしているのではないだろうか。裏を返せば、お金さえ稼げるならば就活なんてしなくていいということにもなる。そう、僕らは就活を、しなくてはいけないものとあまりにも思い込みすぎているが、自分でお金を稼ぐことができれば、わざわざ会社に属する必要は無いのだ。

 別に僕は就活をやめろと言っているわけではない。自分自身現在進行形で就活をしているし、一度企業で働いてみたい気持ちも大いに分かる。しかし一方で、たかが就活なのだ。失敗しても死ぬわけじゃない。第一志望の会社に入らなければ負け組というわけでも全くない。働かなくたって、バイトでもフリーランスでも何でもいい。お金さえ稼げれば死ぬことはない。まして稼げなくともこの日本において生活保護やその他の制度を利用すれば飢え死にすることなんてほとんどない。このくらいのマインドでいれば就活に対して必要以上に焦る必要もないし、いろんなビジネスを説明会や面接を通して見て、聞いて学んで、今後の自分の人生に生かしてやろうくらいの強気のマインドで臨むことができる。

 もう一つ、僕の周りでは自分がこれから入ろうとしている会社がどうやって利益を生み出しているかわからず就活している人も多い。こんなおかしな話があるだろうか。これから給料をもらおうとしている会社がどっから給料を生み出しているのか分からずに就活をしているのだ。得体の知れない給料を貰うつもりなのだろうか。そんなマインドでいると、労働力として単純に消費されて終わってしまう未来が見えている。そうならないためにも常にどっからお金が発生しているのかを考えておく必要がある。

 どうも周りを見ていると就活をして良い企業に入らなければ人生終了と思っている人が多い。でも全然そんなことはない。そもそも僕は120歳位まで健康に生きるつもりなので、この20代前半の1年や2年なんてほんの誤差だと思っている。だから浪人して大学に入って、さらに休学をしてプラス2年になっても全く焦りはない。ブログやイベント運営の経験からバイト以外でどうやってお金を生み出すことができるかということを常に考えているので、就職しなかったとしても楽しい生活を送れる自信がある。

 最後に誤解を生まないように言っておきたいのだが、僕はバイトが無駄だとは一言も言っていない。自分自身都内の飲食店でアルバイトをした経験から人生が大きく変わった。普段出会えないようなエリート社会人やさまざまな活動している方が訪れる店でウエイターとして働いたことで自分の知らない世界があることを思い知った。塾や家庭教師のバイトは恐ろしくつまらないものだったがそれも決して無駄ではなかった。塾でやる気なく働く社員をみてはこんな大人になりたくないと心の底から強く思ったし、時給3500円で簡単なC言語を教えるバイトをした時は、自分のプログラミングのスキルは大したことがなくても時と場所を選べば高いお金でそのスキルを買ってくれる人がいるのだということを思い知った。このようにバイトをただ時間を切り売りしてお金を得るだけの行為ではなく何かしらの学びを得るよう常に考えながら取り組めば必ずリターンが返ってくる。

 無理してバイトを辞めて自分でお金を稼ぐ必要は全くない。この記事に少しでも共感してくれる人がいたら、常に自分の頭で考えながらアルバイトをし、それ以外の時間でどうお金を生み出せるかを考えながら行動してみてほしい。もっと楽しい人生が送れるはずだ。バイト以外でお金を稼ぐ経験は、あなたを固定観念から解き放つ翼を授けてくれる。世の中の当たり前に常に疑問を抱きながら自分の頭で考えて行動してみてください。

 

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